球団選択
母体チームは、スワローズを選択した。スワローズはやきゅつく3の12球団初期スタッフで、唯一入団から引退まで在籍した球団OBで構成されている希少なチーム。折角なので、今回のコンセプトを最初からパーフェクトな形で達成させたい。
元々このプレイを始める前までプレイし、公開する予定だったチームが、ジャイアンツを母体にしたチームで、チーム名は「東京スーパーリアルベースボール」。東京ドームが完成した1988年発売のファミコンソフト『スーパーリアルベースボール '88』のマニアックなネタを織り交ぜながら、限りなく本物に近いプロ野球を楽しむという縛り。
ゲームマスコットのユニフォームをそのまま再現。「超真実野球」を合言葉に、とことん現実の野球を突き詰めたクオリティの高いルールとなっていたが、縛りの項目が今回の倍はあり、細かすぎて伝わらないと判断しお蔵入りが決定。そのため、世に出ることのなくなったこの球団の概要、デザインをベースとし、新たにスワローズで引き継ぐことにする。
秘書選択
選手・スタッフ同様に終身雇用となる秘書は早坂 瑞樹。当日記では、母体企業から新球団の社長秘書として出向を命じられた社員という設定。
上層部お墨付きの有能な秘書とのことだが、奇妙なことに出向元で彼女を知る社員は誰もいない。果たして彼女は何者なのか。
前年度(2004年)ペナントレース最終戦
ベイスターズとのペナントレース最終戦、スワローズとしてのラストゲームを勝利で飾る。本編に向けての実戦練習的なものなので、試合の勝敗に意味はない(と思われる)が、それでも勝つに越したことはない。
ちなみに、実際の2004年のスワローズ最終戦も横浜スタジアムでの対ベイスターズ戦で、スコアは3-2でスワローズが勝利している。新チーム発足を前に早くもリアルの神様が降臨し、完全再現に近い形での締め括りとなった。
本拠地選択
どの地域でスタートしても、サカつくシリーズほどの大きな影響はない。実質的な違いはアイデアメモ入手の出張期間くらいで、初見プレイであれば、プレイヤーの地元か、移転せずに既存のチームのまま開始する二択になるだろう。
今回はリアリティ重視なので、そのままスワローズの本拠地「東京都新宿区」を選ぶ。現実的に考えて東京を冠名にするべきだが、キャップのロゴを「SR(スーパーリアル)」と表記したいことから、頭文字Sの「新宿」を名乗ることにする。
球団エディット
チーム名
新チーム名は、「リアル(REAL)」と、球団社長兼球団マスコットの「梟(フクロウ)」の「アウル(OWL)」を掛け合わせた「スーパーRE・アウルズ」。正式な読みは「リアウルズ」ではなく「スーパーアールイー・アウルズ」。
アルファベット表記の「RE」は、横浜F・マリノスの「F」がフリューゲルスを表すように、志半ばで終わったスーパーリアル球団の魂を引き継ぐことを意味する。Reality(現実)は勿論のこと、Respect(尊重)、Restart(再出発)、Revenge(雪辱)といった、様々な思いが込められている。
チームデザイン
チームデザインは後から変更できないので、納得いくまで試行錯誤を重ねた結果、「スーパーリアルベースボール」のメイン色はそのままに、フラッグとペットマーク、ユニフォームのキャップデザインとロゴのみを変更。黄色に変えたキャップの丸い前方部分を梟の頭部の形(及び虹彩として)、SRの文字を全黒色で梟の目として表現した。
フラッグデザインは、1988年当時のヤクルトスワローズをイメージ。斜帯の向きが現在のスワローズとは逆になっている。ペットマークは、“青いキャップを被っている”という理由だけで使っていたカメに代わり、スペイン語で「王室の・国王の」という意味である「レアル(REAL)」から取って王様に。見ようによっては王冠をつけた梟に見えなくもない。